ホビーショップ　ミュルサンヌ

●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の「Sd.Kfz.10 1tハーフトラック」を再現したプラスチックモデル組立キット
●ドラゴン社製「2cm 対空砲搭載 1t ハーフトラック (Sd.Kfz.10/5 fur 2cm Flak38) (スマートキット)」をベースとし、「Sd.Kfz.10 1tハーフトラック」を再現するために転輪、キャビン部を新規パーツへと変更したバリエーションキットです
●牽引用の通常型ハーフトラックとして最小のクラスとなる「Sd.Kfz.10 1tハーフトラック」を再現、小型の車体にドイツ軍ハーフトラック共通の構造となる足周りを装備したメカニカルな姿が表現されています


【 「Sd.Kfz.10 1tハーフトラック」について 】

●ドイツ軍は、1935年の再軍備化に先駆けて1932年に牽引用のハーフトラックの整備計画を立案、このハーフトラックは牽引能力により「1t」「3t」「5t」「8t」「12t」「18t」の6種に分けられ、各メーカーに開発の指示が行われました
●「1tハーフトラック」は、「デマーグ」社が開発を担当、1934年には最初の試作車が完成、試験により数度の改良が行われ、1937年に「Sd.Kfz.10」として制式化されます
●この「1tハーフトラック」は、「37mm対戦車砲Pak35/36」、「50mm対戦車砲Pak38」もしくは「20mm機関砲Flak30/38」などの小型の火砲を牽引する役目を持ち、各戦線で広く使用されました
●また、「20mm機関砲Flak30/38」を搭載した対空自走砲のプラットフォームとして使用、軽対空砲として対空任務に、そして対地攻撃に活躍しています
●そして、その車体は軽装甲兵員輸送車「Sd.kfz.250」や装甲弾薬車輌「Sd.kfz.252」などに流用、その車体分約7500両と合わせて1944年の生産終了までに合計約25,000両が生産されています



【 「Sd.Kfz.10 Ausf.B 1tハーフトラック B型 1942年製 」のキット内容について 】

●このドイツ軍の牽引用ハーフトラック「Sd.Kfz.10 1tハーフトラック」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●ドラゴン社のディテール表現力により「Sd.Kfz.10 1tハーフトラック」を再現、開口処理されたボンネットの吸気グリルや細分化されたパーツ構成のエンジン部分など、同車の特徴が細かに表現された内容となっています
●「Sd.kfz.10」は、ベースとなる車体下部パーツに、「足周り」「エンジン」「ボンネット部」「キャビン部」を取り付ける構成となっています
●車体下部はバスタブ式に一体成型されています
　・ 各トーションバーは別パーツとなっており、車内部分の「バー」の部分も再現されています
　・ 前輪はホイールとゴムの部分が別パーツで、ゴムの部分は2分割式か、トレッドパターンが細かく表現された5分割式かを選択できます
　・ 履帯は各履板が2分割されたマジックトラックによる連結式となっています
●エンジンは、16パーツにより細かく再現されています
　・ トランスミッション、クラッチ、駆動軸などの動力伝達装置も別パーツにて再現
●ボンネット部は実車に基づいた左右分割式となっており、開閉状態が選択できます
　・ パーツは薄く成型され、吸気スリットは細かく開口処理されています
　・ 前照灯は、管制スリットの無いタイプが再現されており、ガラス部分はクリアーパーツです
●キャビン部は、車体下部に底板、周囲のパネル、フェンダーを取り付けて作製します
　・ 操縦席部分は、ハンドル、各種レバー、ペダル類が別パーツにて細かく再現
　・ メーター類を再現するデカールが付属しています
　・ フロントウィンドーは、枠の部分も含めてクリアーパーツとなっており、ワイパーは別パーツです
　・ 後部座席は、各5パーツで構成、パッド部分は立体的な彫刻となっています
　・ 車体内部に装備される「モーゼル Kar98kライフル」×4が付属
●フロントウィンドー、前照灯のガラス部分を再現するクリアーパーツが付属
　・ フロントウィンドー用のマスキングシートが用意されています
●キャビン部分のメッシュ、細部のディテールなどを再現するエッチングパーツが付属しています
●「Sd.Kfz.10 1tハーフトラック」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる3種類の塗装例が説明書に記載されています
　・ 第337歩兵師団 (東部戦線 / 1944年)
　・ SS第1戦車師団 (ハリコフ / 1943年)
　・ 所属不明 (東部戦線 / 1942年)
●説明書の塗装指示に基づく師団マーク、戦術マーク、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属
　・ デカールのプリントはカルトグラフ社製
●「Sd.Kfz.10」バリエーション第4弾